AWS(Amazon Web Services)とは
AWSとは、Amazon社が提供しているクラウドサーバです。
クラウドサーバとはインターネット上で運用する新しい形態のサービスで利用者は、サーバ機器を購入せずサービスとして利用する為、以下の様なメリットがあげられます。
- 導入費用削減
- 納期短縮
- スケールアップ(ダウン)が可能
- ハードウェアメンテナンスが不要
- 設置スペースが不要
目的、利用環境により適したサーバ環境の選定が必要となりますが、弊社では、お客様毎に運用状況をヒアリングし適切なサーバ環境のご提案をさせて頂きます。
クラウドに向いている状況
- サーバの設置場所が確保出来ない場合や、サーバの保守を行う技術者がいない場合
- 時期によって利用者数やデータ量、処理の負荷の増減が激しいシステムの場合
- IT環境が標準化されている(OSがwindowsやLinuxなど一般的な環境)
クラウドに向いてない状況
- 高いセキュリティを必要とする場合
- データ転送量の多い場合
項目 | クラウド環境 | 物理環境 |
---|---|---|
導入スピード | ◯ | △ |
初期費用 | ◯ | △ |
運用費用 | △ | ◯ |
柔軟性 | ◎ | ◯ |
サーバパフォーマンス | ◯ | ◎ |
ネットワーク | △ | ◯ |
ハードウェア保持 | ◎ | △ |
運用場所 | ◎ | △ |
AWSの特長
AWSの特長① 導入費用削減・納期短縮
仮想環境でのシステム構築の為、高価なサーバ、ネットワーク機器を新たに導入する必要がなく、導入費用を低く抑えられます。また、機器の調達や検品、キッティング等の組み立てが、不要の為、オンプレミス(物理環境)に比べ、システム構築が短期間で可能です。
AWSの特長② スケールアップ(ダウン)が可能
スモールスタートを行いたい場合、システム構築後でもインターネット上の管理画面からHDDの容量、CPU、メモリなど、サーバの性能の調整を簡単に行えます。
AWSの特長③ 従量課金制
ご利用の仮想サーバのCPUやデータ転送量/回数により、利用料金が決まる従量課金制の為、必要最小限のランニングコストでシステム環境を構築できます。
※AWSの全てが従量課金制で提供しているわけではありません。
AWSの特長④ ハードウェアメンテナンスが不要
サーバ機器を購入する必要が無い為、ハードウェア保守が不要です。
※OS等の論理障害対策は別途メンテナンスが必要となります。
AWSの特長⑤ 設置スペースが不要
物理的なサーバを設置する必要が無い為、設置スペースの心配が不要です。
※データセンターの地域(リージョン)を選択が可能です。
AWSリージョン(データセンターのエリア)
- アジアパシフィック(東京)
- アジアパシフィック(ソウル)
- アジアパシフィック(シンガポール)
- 米国東部(バージニア北部)
- 米国東部(オハイオ)
- 米国西部(北カリフォルニア)
- 米国西部(オレゴン)
- カナダ(中部)
- 欧州(アイルランド)
- 欧州(フランクフルト)
- 欧州(ロンドン)
AWS導入事例(負荷状況に応じた最適化例)
AWSのメリットを活かした導入例
- ハードウェアの新規導入費用を削減したい場合
- 短期~中期のキャンペーンやイベント用のインフラとして
- 新規サービスなど、ユーザー数が不確定で、利用ユーザー数の変化が多いサービス
- サーバの設置場所や保守の為の技術者がいない場合
AWS導入実績
顧客業種 | 用途 | メリット |
---|---|---|
某金融機関 | 業務管理、社内用インフラとして利用 | ハードに掛かる初期費用を抑えられ、費用削減 |
某通信会社 | 新規立ち上げの音声サービスのインフラとして利用 | 利用ユーザー数に応じてサーバのスケールを調整 |
某SIer | ブラウザ用のオンラインストレージサービスとして利用 | 利用ユーザー数やデータ通信料に応じてランニングコストを調整 |
※Amazon Web Services、“Powered by Amazon Web Services”ロゴ、[およびかかる資料で使用されるその他のAWS商標]は、米国その他の諸国における、Amazon.com, Inc.またはその関連会社の商標です。